ただのにっき

ライハのブログ

悩まない ≠ 悩みがない

前って、悩みとかなさそうだよな。」

 

私が今よりもっと世間に唾を吐いていた頃、大学の先輩からそう言われた。

 

後日、文字通り和やかに和解したけれど、決して軽はずみに言われたくないセリフだと思った。

自分は言わないようにと、自戒の気持ちが今でも残ってる。

 

あれから何年も経って、当時の悩みの大半は忘れてしまったけど、「悩みがなかった」時はただの一度もなかった。

 

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近の話を。

実を言うと最近はほとんど悩んでいない。

すぐ解消されそうな小さな悩み。

過去にも乗り越えた事がある悩み。

仕事でどうしても悩まないといけない悩み。

そんなところ。

 

それ以外は考えてない。

ふと気づいたら、最近の口ぐせは、

「うわぁ… 難しいですねぇ…」だった。

 

その言葉を発した段階で即座に、

「難しい、難しい、考えたらしんどい、だから考えない、考えない、無視、無視、ああ今が楽しい…」

という思考回路を辿るようになっていた。

 

悩んでも仕方のないことに囚われるのは辛い。

悩むのは苦しい。

 

悩まないことで色々無視していること。

たとえ向き合わなくても、当面はそのまま進んでいけそうだ。

……でも「当面」っていつまで?

 

要するに、

「で、お前これからどうすんの?」

という自問にどう向き合うか、という話。 

 

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みに限らず、一度経験すると2度目のハードルが下がる事柄は世の中で圧倒的に多い。

振り返ると悩みなんてなかったくらいにさえ思える時があるのは、当時悩んで考えて、選択をしてきたからなのだと思う。

 

今のまま考えないでいると、解決やブレイクスルーに繋がらない、ような気がする。

最終的に現状維持を選択しても全然構わない。

ただ、時間が解決してくれる時もあれば、ただ埃をかぶって可能性が奪われて、より困難になる事もある。
気づいたら取り返しのつかない状態だったり、より悪い方向へ広がってるかもしれない。

 

もしもそれに納得出来なかったら? 

そして、それに気づくのが遅かったら…?

 

そんな事を考えている。