ただのにっき

ライハのブログ

初心者が初心者へ伝えるジャズ

私の住む街はもう、朝晩が肌寒くなってきました。

秋の訪れを感じるとともに、頭の中で「若者のすべて」「赤黄色の金木犀」が流れ始めます。

 

先日友人と飲んだついでに初めて、夜のジャズバーへ行ってみたら、お酒も含めて本当にいい気持になりました。

その浮かれ気分のまま、ジャズ初心者の私が初心者へ伝えるジャズについて、書いてしまおうと思います。

あくまで初心者の範疇での記載ですので、より詳しい方から見て至らぬ点はご容赦くださいませ。(むしろ色々教えてください(笑))

 

はじめに

ジャズのイメージって、なんとなく「分からない」とか、「カッコイイ」とか「難しい、敷居が高い」といったものがあると思います。

だけど以前読んだ冊子の中に、

「好きなように聞いてかまわない。有名な奏者や名盤があなたの琴線に触れなくても全然いいのだ。」といった事が書いてあって、自分は気が楽になりました。

 

「ジャズっては何たるものか、それは分からないけど、この曲はすごく好き。ジャンルでいうとジャズになるんだ〜 へえー。」でいいと思うんです。

だから自分の好きな曲を簡単な感想と共にザーーっと紹介していきます。

気に入ってもらえるものがあったら嬉しいなあ。

 

紹介と色々

〇ジュリ一・ロンドン

「よく分からないけど、この曲が好き。」という出会い。

自分にとってのそれは、Julie Londonの「Cry me a river」でした。

 

Julie London - Cry Me A River - YouTube

自分から振っておいてよりを戻そうとする男へ、

「川のように泣きなさいよ。私もあんたを思ってそうしたのよ」と女が歌い上げる。

このシンプルな楽器と、ボーカルのスモーキーな感じが、大学生の私にとって衝撃でした。

しばらくはずっと、彼女のベストアルバムばかり聞いていました。

他に彼女の曲で好きなものはこんな感じ。

Fly me to the moon - Julie London - YouTube

JULIE LONDON I Left My Heart I San Francisco - YouTube

Julie London No Moon at All - YouTube

 

〇女性ボーカル

上の通り、自分が初めてジャズに触れたのは、女性ボーカルだったわけです。

もともとポップスも女性ボーカルが好きだったので、まあ必然かもしれませんね。

そんな流れで、ジュリ一・ロンドン以外の歌手にも手を伸ばしてみたのです。

 

まずはクリス・コナ一「バードランドの子守歌」。

「坂道のアポ口ン」という1960年代の長崎を舞台にしたジャズ漫画で取り上げられたのをきっかけで知りました。

Chris Connor - Lullaby of birdland - YouTube

 

 そのほか、ヘレン・メリルアニタ・オデイといった白人女性ボ一カルが自分の好みなのかも、という気づきがありました。

Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To - YouTube

1957 - Anita O'Day Sings the Most - YouTube

 

死刑台のエレベーター

死刑台のエレベーター」というのは古いフランス映画なのですが、こちらの映画音楽はジャズが使われていました。

とてもモダンでおしゃれな感じに猛烈に惹かれました。

しかも聞いたところによると奏者のマイルス・ デイビスは一発本番のような状態で演奏・収録をしたそう。

Miles Davis - Ascenseur pour l'Echafaud (HQ ReEdit) - YouTube

  

〇枯葉(Autumn leaves)

まさにこれからの季節にぴったりな曲。

メロディが凄く切なくて、寂しい秋の情景が連想されてしまいそうな。

あまりに有名な曲のようで、歌詞のついたボーカル版も色々あるけれど、自分はたまたまコンピレーションに収録されていた、このバージョンがお気に入りです。

Autumn Leaves - Bill Evans With Jeremy Steig - YouTube

 

〇ボーカル以外も

なんとなしに聞いた「煙が目に染みる」が、

これまた切なくてロマンチックで、クリフォ一ド・ブラウンを聴き始めました。

あとになって気づいたけど、先に紹介したヘレン・メリルの名盤でも、彼の演奏がそれを支えていたんです。

Clifford Brown - Smoke Gets In Your Eyes - YouTube

 

それをきっかけに、ボーカル以外の曲も少しずつではありますが、聴き始めています。

まだまだ知らない名曲が沢山あると思うと、すごくワクワクします。

 

エロ一ル・ガーナーの「ミスティ」

Erroll Garner Trio - Misty - YouTube

ビル・エヴァンスの「You and the night and the music」

Bill Evans - You and The Night and The Music - YouTube

 

さいごに

最近楽しみにしている漫画の中で、「BLUE GIANT」というものがあります。

世界最高のジャズプレイヤー(=BLUE GIANT)を目指す主人公の少年を描いた作品で、音のない漫画なのにとても引き込まれています。

大人気漫画『BLUE GIANT』第一集&公式コンピレーション発売記念!ダイジェスト・ビデオ - YouTube

 

 序盤で触れられているソニ一・ロリンズも今後聞いてみようと思っています。

そんなこんなで、初心者が初心者へ伝えるジャズ、やってきましたがいかがでしたでしょうか。同年代でジャズに興味をもってくれる人が少しでも出てきたら、嬉しいなあと思います。

 

次回は多分、「平成生まれが平成生まれへ伝える昭和歌謡」をお贈りします。

乞うご期待!!