人生経験としてのアイドルライブ③
まさかの3部構成。
会場に入ったところで、すぐにライブは始まりません。
緊張しすぎてお便所にかけこんだら、気合を入れてライブTシャツに着替えている殿方、今からフルマラソンするんですか?みたいな服装の方。
お便所から出たら、それ持ち歩くサイズのポ力リスウェットじゃないよね?!みたいなもの持っている人を見かけたり。
ああ、立ち向かい方が全然敵わない。
早くも心が折れそうになる私。
そして、普通の歌手のコンサートと絶対違うもの。
それはグッズ売り場!!
これだけは見ていかないと。
そしてせめてペンライトだけは買わないと・・・
そしてグッズ売り場の列に並んだのであります。
・・・いやあ、しんどい。
一人はしんどいですよ。
だって皆の事は好きだけど、写真を買いたいとか、物質的な欲求はないタイプのファンなんだもの。
売り場へ近づくにつれ、どんどんしんどさが増していく。
そしてそこで、私は再び身構えることとなるのです。
ペンライト、高っ!!!!!!!!!!!!!!!!
3,500円?!
チケット1/2枚分じゃん・・・
迷った。
本当に迷った。
確かに、12人全員のメンバーカラーを出せるなんてすごい。
それに、生きていれば、ペンライトを使う機会はきっとまたある。
でも、こんなファンシーな感じで「モー二ング娘。」って書かれてあるのは、ちょっと、ねえ・・・
悩みぬいた末私は、ペンライトなしでライブへと向かうことにしたのです。
ライブの感想
※一部演った曲を書いてます。まだ知りたくない方は一応注意です。
①ペンライトは買うべし
はい、もう直ぐに後悔しました。
ペンライトなしでライブに挑むということは、手ぶらで富士山を登るようなもの。
もしくは鉄板の上のお好み焼きを素手でひっくり返すようなもの。
(ファンシーなものが嫌なら、事前にドンキとかで買っておくという方法もあることを後日知りました。)
オープニングアクトは、インディーズ活動をしている、妹分のグループ「つばきファクトリ一」。
ユーチューブで聞いてハマっていた「青春 まんまんなか」という曲で会場を暖めてくれました。
そして本編は、50枚目のシングル「One Two Three」で幕開け。
そこから怒涛のアッパーチューンの畳み掛けで、会場は超熱狂。
皆さんはペンライトを思い思いの色に設定して盛り上がる中、
私はニヤニヤしながら、時折思い出したかのように手拍子をしつつも、基本はお地蔵さんのようにステージを見つめていたのであります。
(ジッと鑑賞するタイプのことを「地蔵」と言うらしいです。)
当日券だったおかげで、席はかなり後方で、ペンライトが無いことで浮きまくるような位置じゃなかったのは救いだったかも。
②目が2つじゃ足りない
これも直ぐに思いました。
特に「愛の 軍団」という、膝に悪そうな難しいフォーメーションダンスをする曲の時とか。
ズッキを推しているとは言えども、メンバー全員好きな事を改めて認識しました。
全員を見たいから、視線をあちこち動かして、脳をフル回転させる為には、地蔵スタイルも悪くはないのかもって。
③新規ほど予習はしておきたい
後方席だったので、変に浮かずに会場を俯瞰で見ることが出来たけど、やはり前席に行くのなら、この際一緒に踊っちゃわないともったいない、もったいない。
今回のライブで知らなかったけど好きになった曲は「女に幸あれ」。
〜ああいつかは幸せが来るわそうじゃなけりゃ不公平すぎる〜
〜女に幸あれ、朝陽よ昇れ〜
という歌詞は本当にグッときちゃいました。
もし今度行くことがあるのなら、
事前にセットリストを調べて、知らない曲は耳を通し、コール的なものを予習していきたいなあと切に感じたのであります。
④楽しい
感想を言うと、「楽しかった!!」の一言に尽きます。
ユーチューブで見ていたあの曲、この曲をやってくれて、イントロがかかる度にニヤニヤ。
初アイドルライブ参戦を一押ししてくれた新曲「泡沫サタデーナイト」ではもうデレデレしてたかもしれない。。
自宅で見ている分には気に留めなかったメンバーも、生のステージではめっちゃ輝いていて、印象がガラリと変わった子もいました。
それから、ティーンの女子たちに日常で接すること無いから、内容は若干お
バカっぽくても、トークは新鮮だったし、
総括すると
「ああ、人生経験としてアイドルのライブに行くって大事なことかもしれない」
って思いました。
いつか自己啓発本を書くことがあったら(ないです)、コラムとして見出しにしたいくらい。
予習が足りなかったことや、ペンライトをケチったこと、ちょっとミスったなあと感じたことはあれど、
そういう事を気にしないで、「楽しむ!」という気持ちを持っていれば、前列の方々の中に立ったとしても、大丈夫な気がします。(ペンライトも持ちたいけど)
最後の最後にネガティヴな話だけど、
物凄い熱量で応援するには、金銭的な負担は避けられないし、私には無理、、とも感じました。
ペンライトはまだしも、Tシャツ、タオル、写真、 その他諸々、コレクションしたいと思えば幾らでも注げちゃうんです。
更には同じCDを何枚も買いたくなったり。
最初の日記で書いた通り、「(CDの)売り方が嫌い」という側面はどうしても消えません。
そして自分がファン側になった時に、
「そんなにお金かけてないのにファンっておこがましいんじゃないか」
という観念に囚われている事にも気がつきました。
だけど、「好き」は「好き」で良いはずだし、自分の出来る範囲の中で、法律の範囲内で、応援したりお金かけたりすれば、それで良いですよね?
…ということで、これからだれを推していくのか、まだ決めきれていないけれど、これからもマイペースにひっそりと、ファンを続けていきたいなって思いました。
ズッキに幸あれ!