ただのにっき

ライハのブログ

枕を濡らす日々

 

暑い季節が続いていますが、皆様はお変わりないでしょうか。

私はこの地域ではまだ少数派のエアコン付き住宅に住んでいるので、そこそこ元気に過ごせています。

だけど冷たいもの食べ過ぎちゃったりなんかして、たまにお腹の調子を悪くしたり。

そしてビアガーデンが終わるこれくらいの時期を境に、どんどん涼しくなって秋の訪れを感じ始める頃合いでもあります。

 

そんなこんな言っても夏は夏。

寝ているとたっぷりと汗をかきます。

何度も言って申し訳ないけれど、我が家にはドラム式洗濯機があり、そのおかげでリネン類もまとめて洗って、仕上げだけ乾燥かけて、フワッとした布団で寝ることができます。

けれど、新調して日の浅い、枕本体だけはしばらく洗っていませんでした。

それは某お値段以上の家具量販店で買った、ホテル仕様とかなんとかいったもの。

適度な弾力と桃を触っているような手触りで、それが3,000円しないくらいの値段で手に入ってまあまあ満足していました。

それに汗っかきの私にとって、洗濯機で洗えるというのは非常に魅力的な商品。

 

カバーはこまめに洗っていたけれど、流石にこのシーズン、一度も洗わずに乗り切るのは衛生的じゃないな、ということで、簡単に洗濯表示を見てから、ネットに入れて手洗いモードで洗濯開始。

 

1時間くらいして、洗濯機周辺から何かを殴るような音が数回した後、ピー、ピー…とエラーを知らせる音が。

どうやら洗濯物が偏った時に鳴るエラー音だったらしく、脱水の途中でストップしていました。

「まあこんなこともあるよね」なんて思いつつ、脱水だけ設定して再度回しても、どうやってもエラー停止。

ため息をつきつつ枕を取り出したのですが、その時に私は初めて事の重大さを認識したのです。

 

「枕、めっちゃ重い…」

 

そうです、枕は水を吸いに吸い、大きさからしてもまあまあ成長した乳飲み子のような重量感だったのです。

 

場所を浴室に移し、床で枕を押しながら手で絞ると、生まれて日の浅い新生児くらいまでは軽くなったものの、洗濯機はまだエラー表示。

やむを得ず一晩かけて吊り干しをすることに。

 

嫌な予感を抱えつつ、「二トリ 枕 ホテルスタイル 乾かない」で検索すると、私と同じ窮地に陥った人のブログを発見。

その人も洗濯はしたものの、いつまで経っても乾かず、37℃の屋外に7日間天日干ししてもちょっと湿っている、という驚愕の体験を記していました。

 

「ああ、これは無理だ。奥の手を使おう。」

私だっていい大人。カラダだけが大人になったわけじゃない。

ウチの人生、伊達じゃないし、損切りは早めに。ちゃんとトラブルに対処できる私、マジローズクォーツ。

 

ニッチもサッチもいかないので、洗濯表示では禁忌とされている、乾燥機にぶっ込み、1時間。

「あれだけ脱水は嫌がっていたのに、乾燥なら受け容れるとか、とんだ淫乱野郎だな(オラオラ)」

とかふざけたことを思いつつ仕上がりを確認すると、「あ、結構いけてる…!!!(歓喜)」という状態に。

流石に推奨されていない方法なので、桃のような手触りは若干スポイルされたものの、触った感じ、水の気配がなくなっている…!!

文明の力なめんなよ、と思いつつ、念のため二晩ほど吊り干し。

 

ちなみにここまでで洗濯してから3日経過しているのですが、その間は先代の枕を使っていました。

先代の枕は低反発素材で洗濯機で洗えて、午前中に洗ったらその日の夜には乾くくらいの逸材でした。

けれども高さが合わなくって、首や肩が痛むようになって、買い替えた経緯があったのです。

案の定3日使うと、首とか肩に違和感が。

だからようやく現役枕に帰還できることになったその晩は、喜びや安堵でいっぱいだったのです。

 

就寝して少し時間が経った頃、私は気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「乾いてない……」

 

 

 

そう、枕は乾いていなかったのです。あんなにさも、「え、もう乾いてますけど?」みたいな感じを出していたのに、私のそこそこ大きい頭部の重みに呼応するように、最深部に潜んでいた水分を滲み出させて来たのです。

 

まさか洗濯機でも出来なかった脱水を、己の後頭部ですることになるとは。

もしかしたら洗濯表示とかに書いてある「優しく押して脱水してください」の最適解は、私の後頭部だったのかもしれません。

 

そんなこんなで、吊り干しに逆戻り。

まだどこかにあいつ(水)が潜んでいるんじゃないか。そんなバルサンした後のGみたいなことを考えていたら、もうすぐ7日が経とうとしています。

今は右肩が痛いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

アタシって本当に愚図なおばかさん

最近本当に停滞している。

中長期的なことを全然考えてないなって感じる。

まとまった文章も書けない。

でもそんなに病んでたり苦しかったりする訳でない。

ただ、即物的過ぎるなあ、という最近の己の振り返りをしてみようと思う。

 

①欲求に正直過ぎる

元々そのきらいはあったけど、欲求に対して正直すぎるなあと思う。

このご時世で色んな制約が課されていったけど、人間の根源的な部分である3大欲求に、全て収束する。

食欲、性欲、睡眠欲。これしか考えていない。

あれが食べたい、ああこの動画エロい、眠いから寝よう。

でもまあ、これだけ考えていればひとまずやっていけはするんだろう。

 

②スイッチを押すことすら難儀する。でもSwitchはする。

3大欲求はいいとして、独身成人男性として、生命維持のために家事全般は必須タスクである。

今の住居へ引っ越してから、ドラム式洗濯機を導入した話は書いた。

そこに食洗機、ロボット掃除機を導入して、最近はホットクック(自動調理器)も買ってしまった。

細かいもので言えば、スマホと連動する体温計とか体重計も買った。

その全てについて、買ったことは全く後悔していない。ちゃんと使ってはいる。生活を豊かに、より楽にしてくれるものに違いない。

けれど、人間(というか私)は慣れる生き物。この便利さに慣れてしまって、今度は起動スイッチを押すことすらもめんどくさい。

本当にヤバくなる前になんとかスイッチを押して、ギリギリ、独身成人男性としての体裁を保てている。

その代わりと言ってはあれだが、SwitchでMOBA系のゲームばっかりやってる。

勝っても負けても、「ちょっとだけ、そう、ちょっとだけよ。あともう1試合だけ…」を繰り返し、休日が終わっていく。

さながら出前の途中で舞台を見てしまった北島マヤガラスの仮面)のように。

そしてMOBA系のゲームを、ボイスチャットもなしに野良でプレイしていると、つくづく人と人って分かり合えないなって思う。

ここは攻めに転じるべきとか、戦いは避けるべきとか、各々の判断って本当にバラバラ。

バベルの塔が壊された私たちは、この相容れなさを抱えて生きていくのね、って思いながら、今日もAボタンを連打する。

 

③鬼は外、かと思ったら敵は身内にあり。

色々あって対外的な部署から内部系の部署の仕事をすることになりまして。

それまで相手にする人は基本「敵」認定しながらやってきたから、この変化はすごくありがたいものではあった。

けれど、人間(というか私)は慣れる生き物。この有り難みに早々に慣れてしまった。

そうすると今までは気にならなかった身内との仕事のやりにくさに、イライラすることが多くて。

イライラしつつも内心、どこかで「自分には仮想敵を作って文句の吐け口にする習性がありやしないか」という疑念が浮かぶが、出来るだけ気づかないようにして生きている。

 

最近買ってよかったもの その1

なんかYouTuberみたいな話のネタ(笑)

でもここ最近、地味に沢山ものを買っているので、備忘録がてら書き留めておこうと思います。

 

 

①トリガーポイントのフォームローラーとストレッチボール 

トリガーポイント™ 公式サイト

ここ1、2年、体の凝りや腕や足の筋が突っ張った感覚があって、眠れないこともあったんです。

どうにかして体をゴリュゴリュほぐしたい!と思って購入したのが、フォームローラーとストレッチボール。

同じような商品は色々あって、値段もピンキリだったけど、割とメジャーなブランドらしいトリガーポイント社製のものを選びました。

並行輸入品なら、3,000円台だったかな?

 

フォームローラーは、窪みのついた固い筒状のもので、足や肩、お尻など全身の大きい部位に当てながら転がしたり、その上で体を揺すったりすると、ものすごく体がほぐれるのです。

ストレッチボールは、ゴルフボールサイズのシリコン製で、イボイボが沢山ついているものを購入。

昔あった、IQサプリって番組で出てくる「モヤっとボール」に色も形状も近いかも(笑)

これは手のひらや腕の筋、足の裏など、細かい部分をマッサージするのに最適。

この二つを買ってからは体の調子は結構いいです。

ただ、材質が硬くて床を傷つけるかもしれないので、ヨガマットとかを敷くのをお勧めします。

 

無印良品 水出しオーガニックハーブティー ざくろ&ローズヒップ

水出しオーガニックハーブティー ざくろ&ローズヒップ 30g(500ml用3g×10袋) | 紅茶・お茶・ハーブティー 通販 | 無印良品

なんとなく美味しそうだな、と思って買ったこのハーブティー

今まで飲んだ中で一番美味しいと感じました。

林檎やオレンジの皮も入ってるせいか、果物の程よい甘味が出ていて、水出しのスッキリ感と相まって、最高にちょうどいい感じ。

金曜日の夜に仕込んでおけば、最高な土曜の朝を始められる予感がします。

 

無印良品 持ち運びできるあかり

LED持ち運びできるあかり 型番:HCR‐81 | デスクライト・間接照明 通販 | 無印良品

無印が続いてしまうけど、これも買って良かった。

自宅の備え付けの照明が白色しか出せなくて、オレンジ系の間接照明を探していたんですけど、私は一人暮らしで自分の動線だけが明るくできればいいので、照明を持ち運べた方が却って便利、という結論に至ったのです。

使ってみると、オレンジ色の優しい灯りだし、色んなところに引っ掛けられるし、8畳くらいの広さなら、夜に活動するには十分な光量を確保できました。

それに充電式で、充電中に停電になった時は自動で点灯してくれるので、災害時の非常灯にも使えるので、本当に買って良かった。

あまり使ってないけど、1時間のオフタイマーもついてます。

 

④パックご飯

サトウのごはん - サトウ食品

私、つい最近まで、パックご飯って買ったことがなかったんです。

だって自分で炊いて冷凍しておけばいいし、なんか割高なイメージがあったから。

ただ、森三中の大島さんが友人宅の片付けをするっていうYouTubeの企画動画を見ていたら、その汚部屋の住人である結構なクセのすごい友人が、「冷蔵庫に米があるのにわざわざ『サトウのご飯』を食べるのが贅沢なんです。」って言っていたの。

※ちなみにこの動画→ 【爆汚い】プライベートな友人の家を掃除してみた【掃除好き大島がいく②】 - YouTube

それを見た時に、「ああ、そういう贅沢をしてみても面白いな」って思ったんです。

奇しくも引越を控えて、ちょうどお米がギリギリ保つかどうかのタイミングだったので、「えいやこれ」と3パックほど買ってみたんです。

するとまあびっくり。最近のパックご飯って本当に美味しい。しかもちょっと封を切ってレンジで2分弱温めればすぐ食べられるんですよ。

 

さすがにデイリーユースはしてませんけど、職場でお弁当代わりにストックするようになっちゃいました。

忙しくてお昼を食いっぱぐれた時や残業が長引きそうな時、缶詰やふりかけと汁ものを用意すれば結構ちゃんとした食事になってくれます。

 

 

 

 

 

お引っ越しの記録(未知から既知へ)

 

先日書いたとおり、重い腰を上げてようやく引っ越しをして、ドラム式洗濯機を手に入れた私。

引っ越しの動機は、それ以外にもあって。

 

私、親の転勤などを含めると、同じところに長く住んだことがあまり無いんです。

だから引越による環境変化というものについては、色んなことをリセットできるようでそこまで抵抗はないんです。

でも、「ひとりで純粋にやる引越」ってしたことがなかった。

 

子供の頃はもちろん親がやってくれたし、親元を離れる時は新しく買うものがほとんどで、持っていくものってほとんどないじゃないですか。

そして就職で北海道へ戻るときは、奇しくも上の階の水道管破裂が起こって大物家具が全滅したのと、母のハイパー手際のいい梱包ヘルプで、なんとか戻ってこられたんです。(全滅した家具は保険が下りたので、結果的に得した部分もありました)

だから、今ある生活用品や基盤を、そっくりそのまま次のところへ持っていく、という事をしたことがなかった。

 

私だけじゃないと思いますが、人間って既知の事象には強いけど、未知の事をやるのって結構しんどいじゃないですか。

でも長く生きていれば「引越」という行為は遅かれ早かれ経験することになるし、何より住環境を変えたい、という心からの動機があった。

だから、何とか今のうちに「引越とはこういうものぞ」という既知を自分の中に作っておきたかった。

 

で、私はどうしたかと言いますと、端的に申しますと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金にモノを言わせました。(笑)

 

梱包から荷解きまで、全て業者さんにやっていただくプランにいたしました。

…いや、仕事が忙しかったというのもあるんです。でも、やったことがないんだもの、お手本を見せてもらって、今後の参考にさせてもらおうって。

 

結果として、お任せプランは大正解。

なぜなら、梱包は任せると言っても、引越という行為には、それ以外にもやることが沢山あったからです。

 

私がやったことは、主に下の3つ。

①家やライフラインの手続き

②不要物の処分

③生活用品の買い足し・買い替え

 

①については、引越業者やネットでもやることをまとめてくれているので、項目は多かったけど、ある程度は大丈夫。

③も引越後すぐに使うもの以外は、落ち着いてから着手すればいい。

今回問題だったのは、②不要物の処分。

要る要らないの判断に思考を使うし、即決して捨てられるものでも、8年間溜め込んだものが出てくる出てくる。

そんでもって、その捨て方もその材質や大きさによって方法が違うし、自治体によっても変わってくる。

粗大ゴミの出し方すらも知らなかったし、電話は休みの日は繋がらないところも多いし、その辺での気苦労が本当に多かった。

単純な可燃ごみですら、私の住んでる街の指定ゴミ袋の最大サイズで20個くらい捨てた。我ながら頑張ったと思う。

 

そして引越業者さんの手際の良さには本当に感動した。

専用の道具があるとはいえ、あんな少人数でごちゃごちゃした生活用品たちを数時間で運び出してしまうなんて。

すっからかんになった部屋に残された私は、「畳の色がそこだけ若いわ〜♪」なんて歌いながら床掃除するくらいで良かった。

そして新居では、うず高く段ボールが運びこまれたと思ったら、そこからほんのちょっとの時間で棚に本や食器が並べられ、気づいたら私はベッドにゴロンと一息ついていた。

 

今の部屋は結構満足している。

でも日当たりの悪さだけがどうしても辛くて、いつかはまた引っ越すだろうな、という予感もある。

流石に今回の引越しのように、捨てるものがとんでもない量になることはないと思うので、この次は、自分でちゃんと引越できるんじゃないかな、なんて思っていたりする。

あ、でも仕事が忙しかったら、お任せしても仕方ないよね?しょうがないもんね?!それは、私のせいじゃないもんね?!!(保険)

 

 

お引っ越しの記録(洗濯機編)

私には夢があった。

それは遥か昔から、切望してやまないものであった。

 

それは、ドラム式洗濯機を買うという夢。

そんな私を人は笑った。

 

「そんなの絶対いらないって。」

「高いからやめときなよ。」

「一人暮らしには要らないって。」

 

けれども胸に抱いたこの夢は、長らく消えることなく私の心の片隅で燃え続けていたのである。

ヒートポンプによる優しい乾燥、干すという行為からの解放、その日のうちに乾いてくれるという即時性…

 

あれは遡ること半年前。

自宅のベッドで自堕落に過ごしていた休日の夜、ついに私は決心した。

「…このままじゃダメだ。環境を変えなくては。」

 

小汚く脱ぎ散らかした洋服の残骸、久しく洗っていないシーツと枕、干す場所がなくてハンガーラックに積み重ねただけのワイシャツ。

大学時代に買ったはいいがしっくりこなくて1度も来ていないおしゃれ着。

北京オリンピックの時に買った19型のテレビ。液晶が割れたままのノートパソコン。今は亡きNational製の小さな洗濯機。

何のためにとってあるのかわからない紙くず、カバーがついたまま読み返されることのない本たち。

 

約8年近く暮らした当時の部屋には、溜めに溜め込んだ物体が鎮座して、新しい風を入れる余地はないように感じた。

そして、切実だったのは、「もう家事に忙殺されたくない!何回も洗濯機回すの面倒くさい!!!」という心の底から出た叫びである。

 

これまでも私は現状に屈しないように努力はしたつもりである。

しかし、どれほど小さいサイズを選ぼうとも、我が家の洗濯パンは、たった5mm足りないという理由だけで、ドラム式洗濯乾燥機を拒んだ。

見積もりのために来ていただいた電気屋さんの前で、深く落胆したあの日のことは、今でも忘れられない。

 

かくして新居探しを始めた私であったが、昨今の単身世帯向け住宅は、ドラム式洗濯機の設置を想定していないことがすぐにわかった。

どんなにメジャーを当て直しても、メーカー推奨の縦横幅に足りないのである。

この令和の時代に、どれほど生活様式が多様になろうとも、1LDK程度にしか住めない単身生活男性同性愛者なんぞ、縦型の小さい洗濯機で事足りるだろう、という話なのだ。

とても悲しいけれど、縦型の乾燥機付き洗濯機で妥協することも視野に、それ以外の条件は良好な築浅物件に転居することになったのである。

 

それでも往生際の悪い私は、とりあえず件のNational製洗濯機を新居へ連れて行き、電気屋さんに新居での見積もりを頼むことにしたのである。

どうせすぐ買い替えるのに、移送費も取付手数料もわざわざ支払って。

 

そして運命の見積日。最初の返答は「うーん、難しいですねえ。」

「じゃあこの機種は?」と粘る私。「うーん、ドアがちゃんと開かないと思いますねえ。」

「お風呂のドアを開けた状態なら大丈夫じゃないでしょうか?」「そうですねえ。それなら60センチ幅のものならギリギリいけますね。」

 

夢が叶った瞬間である。

かくして、その見積書を大事に抱えて、実店舗へ急いだ。

寒波が押し寄せる、厳冬期のことであった。

 

巣ごもり需要で、あらゆる機種が品薄になる中、私の買った機種は奇跡的に在庫あり。

無事に納品された時には顔のニヤケが止まらなかった。

実際、寸法は本当にギリギリ。ただ洗濯物の出し入れや、脱衣スペースが全くなくなることはなく、動線としては許容範囲に収まってくれた。

 

そして肝心の使用感。

 

 

 

 

まじ最高。

 

 

洗ってから干す、乾いてから畳む、という複数のプロセスと、合間の時間経過がないだけで、こんなに楽になるなんて。

そして洗剤自動投入が本当に便利。

無理矢理設置したため、物の置き場にはシビアになりがちなものの、洗剤ケースを出しておく必要がないため、省スペースにも一役買っている。

 

素材によっては乾燥不可なので、干すという行為は全くゼロにはならない。

けれども、大雑把に乾燥までかけていい洋服が多い私にとっては、圧倒的にQOLが爆上げなのであった。

今のところ特に目立ったなく、頑張ってくれている。

 

 

6/8近況

ここ最近、自分の考えを書き記す行為、さらにはそれを第三者に向けて発信する行為から縁遠くなっていた。

1番の理由としては、とにかく忙しいとか、余裕がないとか、そういった月並みなものだったりする。

そもそも文章を書くのって結構体力を使う。脈略もなくただ思いついたことを書き記すのはいいけれど、それを他者に対して見せられるような構成にしたり、過度な表現を削ったり、色々考える。

でも今回はもう面倒臭いから、ただ思いついたことをダラダラ書いていきたいなと思う。

どっちにしたって自分勝手な自分語りなんだもの。まあいいよね。

 

○コ口ナ禍とかその辺のことについて

本当いつまで続くんだろうって思うよね。

私は会社からも感染対策を結構強めに言われているし、仮に感染してしまったら、組織の流れが大きくストップしてしまうことを踏まえると、

この緊急事態宣言が出てからというもの、本当に大人しくしているなあと思う。

その反面、どこまで自粛をすればいいのか、線引きがよくわからなくなってしまう。

ネットを見てるとなんだかんだみんな外出したり遊んだりしているし、それを非難するつもりもないけど、私は曖昧なニュアンスがわからないから、ここまでなら致し方ないっていう判断が自分で出来ないのよね。だから極端に切り詰めてしまうの。

 

いずれにせよ、この現代日本で、個人の行動や自由がここまで制限される事態が発生するなんて想像だにしなかったな。

ミクロな視点で言うと近しい人の安全を守るためではあるけど、マクロな視点では国益を守るため(益というかこれ以上損を出さないため)な訳で、ある種「御国のために」という、銃声のない戦時下のような感覚だなと思ったりする。

 

自分のなかで、生きる楽しみとは、「美味しいご飯屋さんにお出かけする」とか、「旅行をして非日常を味わう」とか、そういう物に対して求めていたわけで、それが失われた今、どうモチベーションを維持していけばいいだろう、と考えてしまった。

自分の生きる意味は、自分で見出すしかないと思う。

たいそうな物じゃなく。身の回りにある楽しみや幸福を大切にしていくしかない。

それにどっかのユーチューバーがどっかの偉人の言葉を引用して、「生きる意味なんて考えても結局見つかることはない」みたいなことも言ってた。

だから正直そんなのなくたって、生活は続くし、きっと大丈夫なんだろう。

 

自分に関しては幸い、生活基盤が奪われるような事態ではなかった。でも生きる意味について迷っている。

このコロナ禍って、色んな人が色んな立場で、自分自身の存在意義について考えているんだと思う。

もちろん、今日寝るところがない人や、明日の朝食べるパンがない人もいるのもわかる。

切実さの優劣はあるけれど、当人には当人にしかわからない苦しみがあるんだと思う。

 

芸能人の自殺のニュースが多かった。

先日、ある女優さんが映画の完成披露記者会見で、感極まって涙している場面を見た。

彼らが取り組む芸術も、思うように提供できない、表現できない状況下で、それぞれの意味を考えてしまうんだろうな。

その切実な姿を見て、私も胸が苦しくなった。

 

ある漫画で、登場人物のとある音楽教師がこんなことを言っていた。

「音楽がなくても生活できる。音大以外の人には受験にも役立たない。でもね、私達には心があるでしょ。心にも食べ物が必要なのね、きっと。

太古から世界中の土地で音楽は生まれてきました。人間は食べるために必死だったけど、それだけじゃ生きられなかったのね。音楽は、人間にとって絶対に必要なモノだと先生思うの。」(BLUE  GIANT 第3巻 著:石塚真一

 

うまく言えないけれど、この緊急事態の中で、不要不急とされるもの、くだらないとされるものでも、それらが無価値なものではないのだと改めて思いたいし、それらを生み出す人たち(クリエイター)も希望を捨てないでいて欲しいと思った。

 

 

 

 

今欲しいもの、すりこぎ。

「ライハ君って本当、生活することが好きだよね」

 

前の職場で良くしてくれた上司が、よく私にそう言った。

人から言われることって結構貴重なもので、それまで無自覚だったけど、確かに私は生活が好きだ。

 

お米は冷蔵庫で吸水させると炊いた時に温度差がついて美味しくなるとか、茶渋は4、50度のお湯に溶いた酸素系漂白剤に漬けるとスッキリ落ちるとか、そういう知恵で、暮らしをより良くすることに喜びを覚えるのだ。

 

料理についても、ここ数年でかなり進歩したように思う。

いや、正確に言うと、「気が抜けた」という方が正しい。

 

例えば我が家の焼きそばは、キャベツと肉のほかに、ニンジン、玉ねぎ、ピーマンが入っていた。

土日のお昼といったらマルちゃんの焼きそばで、そこに青のりを載せて、一人でほぼ3人前を平らげていた。

それが当たり前だったから、一人暮らしを始めても、その具材は必ずセットだったし、そうであるべきだと思っていた。

でも、ピーマンは半端に残るし、ニンジンは他と比べて火の通りが遅い。

その日の焼きそばは美味しく作れても、残ったピーマンはダメにすることも少なくなかった。

でも考えてみたら、屋台の焼きそばなんて、野菜はこれっぽっちしか入ってないし、セイコーマートのお惣菜なら、具はザンギだけだったりする。

肉とキャベツだけだって良いし、なんなら小松菜やチンゲンサイだっていいのだ。

 

そういう境地に至った時、片意地を張らないシンプルな料理が出来るようになった。

味付けも塩、こしょう。ちょっとの醤油。出汁と味噌。風味でオリーブオイルやごま油。

そして、にんにくと生姜。

 

特ににんにくと生姜は本当にすごい。

生のにんにく、生姜を使うだけで、ガーリックソテーだの生姜焼きだのが格段に美味しくなる。

チューブのやつも便利だけど、一度おろしたての味を知ると、もう戻れなくなってしまうほど。

それに、にんにくはバナナみたいに吊るしておけば日持ちするし、生姜も水を張ったタッパーに入れて冷蔵すれば、結構保つのだ。

(※タッパーの水は1、2日で取り替えること)

 

そうやって日ごろの料理に、小さな喜びを見出して生きている訳で。

そして、今目をつけているのは、「ゴマ」。

 

擦りたてのゴマの風味って、きっと絶対良いと思う。

旬の青菜を美味しく茹でて、胡麻和えにしたら、絶対美味しい。

パリっと焼けた豚バラに、甘辛いたれとすりゴマたっぷりを纏わせたら、きっと至福。

 

だから今欲しいもの、それはすりこぎ。

あ、それから鉢も。